ニコニコ動画と協業するYahoo!のオープン化戦略

ニコニコ動画と協業するYahoo!のオープン化戦略
Yahoo!はニコニコ動画との協業を発表しました。これはYahoo!が昨年から進めているオープン化戦略の一環ですが、今月に入ってからこれ以外にもいくつかの提携を発表しています。

Yahoo!のオープン化はYahoo!や協業、提携したサービスにとってどんなメリットがあるのでしょう?今回はYahoo!のオープン化戦略について見ていきます。



Yahoo!とニコニコ動画の協業は双方にどんなメリットが?
Yahoo!とニコニコ動画の協業内容は以下の2つです。まずニコニコ動画の検索インデックスをヤフーに提供したことによって、Yahoo!動画検索でニコニコ動画の動画が多くヒットするようになっています。またYahoo!ツールバーからの検索も可能です。


そして、Amazonとドワンゴの着うたなどのみだったニコニコ市場にYahoo!ショッピングの商品も掲載できるようになっています。

現時点ではこの2つですが、今後は、Yahoo!オークションやブログ、ウォレットなどとも連携やオーバチュアの検索連動型広告の導入やYahoo!IDでニコニコ動画にログインもできるようにする予定となっています。


収益拡大だけではない協業の意義
月間の取扱高が約3億円と、ニコニコ動画の大きな収入の柱となっているニコニコ市場ですが、動画を公開したユーザーだけではなく、その動画を見たユーザーも動画に関連した商品を追加できるという点が大きな特徴です。

アニメの動画にそのアニメのDVDを追加するなど、直接的なアフィリエイトがもちろん中心となっています。しかしそれ以上にその動画に関連しつつも、いかに他ユーザーが面白がれる商品を選択できるかが、ニコニコ市場の面白さの1つとなっています。これが商品を追加したユーザーや動画を公開したユーザーには一切、報酬は支払われないにも関わらず、ニコニコ市場が盛り上がっている大きな理由となっています。

今後は、これにYahoo!ショッピングの商品が追加され、ユーザーにとって選択肢が増えることになります。結果として今まで以上にニコニコ市場が盛り上がり、Yahoo!、ニコニコ動画共に大きな収入となることが予想されます。

単純に動画検索にニコニコ動画を表示したり、Yahoo!ショッピングの商品をニコニコ市場で利用できるというだけでも双方にとって、集客、収益拡大に大きな効果があるでしょう。しかし、それ以上にオークション、ウォレットなどYahoo!の多彩なコンテンツとも連携をとれるということで、ニコニコ動画にとってこの協業は、とても大きな意味を持つものです。

もちろんYahoo!にとっても、比較的弱い部分であったCGMコンテンツを、ニコニコ動画との協業によって、強化できるという点でとても有意義な協業だといえそうです。
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